車の部品名称とは?役割からメリットまで解説
車の部品、どれくらい名前を知っていますか?
ボンネットやワイパーは聞いたことがあるかもしれませんが、それ以外の部品となると、意外と知らないものも多いのではないでしょうか。
今回は、車の部品を「外装」「内装」「エンジン周辺」「その他主要部品」の4つのカテゴリーに分け、それぞれの部品名と役割を分かりやすくご紹介します。
車の整備や修理、メンテナンス、さらにはカスタマイズを考えている方にも役立つ情報ですので、ぜひ最後までお読みください。
車の部品の名前を徹底解説!
外装部品の名前と役割
・ボンネット:エンジンルームを覆う蓋
エンジンを保護し、衝突時の衝撃を和らげる役割も担います。
鉄やアルミニウム、カーボン素材などで作られています。
・ルーフ:車の屋根
雨風や日光から車内を保護する役割を担い、車全体のデザインにも大きく影響します。
鉄、アルミ、プラスチック、カーボンなど様々な素材が使われます。
サンルーフなどの透過性のある素材も存在します。
・バンパー:車の前面と後面に取り付けられた衝撃吸収装置
衝突時のダメージを軽減し、車体と乗員を保護します。
デザイン性も重視されます。
・フェンダー:タイヤを覆うパーツ
走行中にタイヤが跳ね上げる泥や水しぶきが車体に付着するのを防ぎます。
・サイドシル:ドアの下部にあるパーツ
車体の強度を高め、乗り降りのしやすさを向上させます。
・フロントガラス:運転席の前のガラス
運転手の視界を確保し、飛び石や衝突時の衝撃から乗員を守るため、合わせガラスが使われています。
・バックドアガラス(リアガラス):後方の視界を確保するためのガラス
強化ガラスが使用されることが多く、車のデザインによって大きさが異なります。
・ワイパー:フロントガラスやバックドアガラスに付着した雨水や汚れを拭き取るパーツ
視界を確保するために重要です。
・グリル:ボンネットの下部にある網状のパーツ
かつてはエンジンルームの冷却に役立っていましたが、現在はデザイン性を重視することが多くなっています。
・マフラー:エンジンから排出されたガスを外部に排出するパーツ
排気音を低減する役割も担います。外装部品の名前と役割
内装部品の名前と役割
・レジスター:エアコンの吹き出し口
車内の温度調節を行います。
・ダッシュボード(インパネ):運転席前方の広いパネル
メーター、エアコン、オーディオなどの機器が組み込まれています。
・メーター:速度、回転数、燃料残量などを表示する計器類
運転に必要な情報をドライバーに提供します。
・グローブボックス:助手席前方の収納スペース
車検証や説明書などを収納するのに使われます。
・シフトレバー:ギアチェンジを行うレバー
自動変速機(AT)ではセレクトレバーとも呼ばれます。
・センターコンソール:運転席と助手席の間にあるコンソール
小物入れ、アームレスト、ドリンクホルダーなどが設置されています。
・ステアリングホイール(ハンドル):車の操舵を行うハンドル
運転席の操作の中心です。
エンジン周辺部品の名前と役割
・エンジン:車の動力源
燃料を燃焼させて動力を生み出します。
ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ハイブリッドエンジンなどがあります。
・バッテリー:エンジン始動や電装機器への電力供給を行う蓄電池
車の電気系統を支える重要な部品です。
・ラジエーター:エンジンを冷却する装置
冷却水を循環させることで、エンジンの温度を適切に保ちます。
・オイルクーラー:エンジンオイルを冷却する装置
高温になったエンジンオイルを冷却することで、エンジンの寿命を延ばします。
・トランスミッション:エンジンの動力を車輪に伝える変速機
走行状況に合わせてギア比を変えることで、効率的な走行を可能にします。
・ドライブシャフト:エンジンの動力を車輪に伝えるシャフト
前輪駆動車(FF)では、前輪へ動力を伝えます。
その他主要部品の名前と役割
・サスペンション:車体の振動を吸収し、乗り心地を向上させる装置
バネやダンパーなどから構成されます。
・ブレーキローター:ブレーキパッドと摩擦して車を減速させる円盤状のパーツ
ディスクブレーキシステムの一部です。
・ブレーキキャリパー:ブレーキパッドをローターに押し付ける装置
ブレーキの制動力を生み出します。
・ホイール:タイヤを取り付ける車輪
デザイン性も重視されます。
・タイヤ:路面と接する唯一のパーツ
車の重量を支え、走行に必要な駆動力を地面に伝えます。
・ライト:ヘッドライト、テールランプ、ブレーキランプ、ウインカーなど、車の安全運転を確保する照明装置
・スターターモーター:エンジンを始動させるモーター
バッテリーからの電力を使ってエンジンを回転させます。
・カーエアコン:車内の温度と湿度を調整する装置
冷房と暖房の両方を備えています。
・電圧レギュレーター:バッテリーへの充電電圧を制御する装置
バッテリーの寿命を延ばす役割を担います。
・ワイヤーハーネス:車内の各電装部品を接続する配線
車の電気系統全体を繋いでいます。

車の部品の名前を知るメリットと活用方法
車のトラブル発生時の対応
車の部品の名前を知っていれば、トラブル発生時に整備士に的確に状況を説明できます。故障箇所の特定がスムーズになり、修理時間の短縮につながります。
車のメンテナンスや修理
定期的なメンテナンスや修理が必要な場合、部品名を知っていれば、必要な部品を正確に注文できます。また、修理費用の見積もりを理解しやすくなります。
車の購入時の知識として
車の購入を検討する際、カタログや販売店の説明を理解する上で、部品の知識は役立ちます。より良い車選びの判断材料となります。
車のカスタマイズ
愛車をカスタマイズする際、部品名を知っていれば、希望するパーツを的確に検索・購入できます。より理想的なカスタマイズを実現できます。

まとめ
今回は、車の部品を4つのカテゴリーに分け、それぞれの部品名と役割を解説しました。車のトラブル対応、メンテナンス、修理、購入、カスタマイズなど、様々な場面で役立つ知識となります。部品の名前を覚えることで、愛車への理解が深まり、より安全で快適なカーライフを送ることができるでしょう。
今回ご紹介した部品以外にも多くの部品が存在しますが、この知識をベースに、さらに車の仕組みについて学んでみてください。この情報が、皆様のカーライフに役立つことを願っております。
当社は、ボディーコーティングの専門店として、お客さまの愛車の将来も考えながら施工致します。車のことでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。